インタビュー
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「ありがとう」という言葉をやりがいに早期発見に力を入れます
診察では重篤な病気を見逃さないように時間をかけて症状をお伺いし、内視鏡検査も鎮静剤を取り入れ、負担の少ない検査に努めています。「何かあったらまたお願いしたい」と思えるような医療を提供したいと考えています。
先生が医師になったきっかけは何ですか?
開業医であった父親の影響が強いですかね。地域や患者さんのために働く父の姿を間近で見て、自分も医師になりたいという想いが日に日に芽生えるようになっていたんだと思います。
勤務医時代はがんの処置を中心に行っていましたが、開業後は内視鏡検査に力を入れ、がんの早期発見に努めています。胃や大腸の症状のなかにはちょっとしたことでも、大きな病気の前触れということもありますので、こまめに患者さんの訴えを聞くことを大切にしています。
この場所に開院した理由について教えてください。
一言で言えば、ご縁ですね。実家の医院は兄が継いでいるので、私は新しい地で開業できる状況でした。久留米大学の出身で周辺地域に詳しいことや知っている病院もあり、縁あってこの地域で開業することに至りました。
開業医になってから、やりがいに感じていることはありますか?
開業以前は、手術を行って元気になる患者さんの姿を見ることがうれしかったけど、今はがんの検査で早期発見した患者さんが良くなって、「先生、がんを早くみつけてくれてありがとう」と言っていただけることや、その患者さんのニコニコした姿を見ることにやりがいを感じますね。医者ならだれでも一緒だと思いますが、やはり患者さんの体調が良くなっていく姿を見られることは、なによりうれしいです。
あともう一つは、「明るくて気持ちよい病院」と言われたことですね。うちでは、スタッフ同士の仲が深まるように、春にお花見をしたり秋に旅行にいったりしていますよ。
今後、力を入れていきたいことはありますか?
特別に何か新しいことを始めるのでなく、機器をそろえ今行っている医療をより充実させていくことですね。以前、経鼻内視鏡は画質があまり良くなかったんですが、最近では解像度が良いものが出ており、嘔吐反射が少ないことを踏まえると再び取り入れることも検討したいと考えています。
日々の生活のなかで、おなかの痛みを抱えないように気をつけるべきことは何ですか?
腹痛の原因は、食べ物だったりストレスだったりとさまざまです。テレビでも良く言われていることですが、生ものは火を通すこと、古いものは食べないことなどをきっちりと守っていただきたいと思います。